ライブエイド【20世紀最大の伝説のチャリティーコンサート】

ライブエイド【20世紀最大の伝説のチャリティーコンサート】

出典:Pinterest

遠い昔、イギリスのロンドンで“ライブエイド”というものがありました。

ライブ・エイドは1985年7月13日に開かれた、歴史上最大のチャリティー・コンサートとされています。

ライヴ・エイドとは何か、なぜ、どんな過程を経て開催されたのか?
45年前に行われた奇跡のイベントを調べてみました。

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全ての始まりは

BBC News 10/23/84' ☮ Michael Buerk (Highest Quality)

BBC News 10/23/84′  Michael Buerk (Highest Quality)

1984年10月23日にイギリスBBCが放映したドキュメンタリー番組でエチオピアの危機的な飢餓状況を見て衝撃をうけたのが、当時の人気ロックバンド「ブームタウン・ラッツ」のボブ・ゲルドフでした。

ライブエイド【20世紀最大の伝説のチャリティーコンサート】

Bob Geldof(ボブ・ゲルドフ)

彼はすぐに行動を起こします。、ウルトラヴォックスのミッジ・ユーロに協力をたのみ、ほぼ1ヶ月後となる11月25日にロンドンにて、チャリティー・レコードの制作が行なわれました。

ボブ・ゲルドフの強い“意思”はあっという間にイギリスの当時の人気バンドの共感を呼び、カルチャー・クラブ、ワム!、デュラン・デュラン、U2、スパンダー・バレエのメンバーが大挙参加しました。

ボブの作詞とミッチの作曲した バンド・エイドの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」は、瞬く間に全英第1位に輝き、世界的な注目を集めました。

Band Aid – Do They Know It's Christmas バンドエイド クリスマスソング 歌詞 日本語字幕

Band Aid – Do They Know It’s Christmas バンドエイド

ライブエイド

バンドエイドの活動は世界に衝撃を与えました。それはまた「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」の参加メンバー以外にも絶大な共感を得ることになりました。同様の現象はアメリカにも広がり、それが“USA for Africa”に発展していきます。

そして「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的としたライヴエイド(LIVE AID)は20世紀最大のチャリティーコンサートとして1985年7月13日に行われました。

それは1980年代のウッドストックともいわれてましたが、その規模をはるかに超越したものとなりました。

1985/7/13 ロンドン ウエンブリースタジアム

イントロダクション

Live Aid Introduction 13 July 1985

Live Aid Introduction 13 July 1985

イギリスってのは、なんかやる時は、こうなっちゃうんですよね。“コールドストリームガーズ” 軍楽隊の“ゴットセイブザクィーン”?だと思ますけど。

ダイアナ妃とチャールズ皇太子の貴重な映像、ボブ・ゲルドフ(Gジャンかよ!)も懐かしい思い出の映像です。

ステイタス・クォー

Status Quo – Rockin' All Over The World (Live Aid 1985)

Status Quo – Rockin’ All Over The World (Live Aid 1985)

さあ、始まりました、世紀のライブのトップバッターは“ステイタス・クォー ”。

当時イギリスではそれなりに有名なロックバンドでしたけど、結構リラックスしてチャラチャラやってますね(笑)。 ふつう大緊張するでしょ、サッカーの聖地をうめつくす超大観衆の前でなんか、やったことないんだから(笑)。

そんな中リーダーのフランシス・ロッシとギターのリッチー・マローンが演奏する最大のヒット曲、「ロッキン・オール・オーヴァー・ザ・ワールド」は最高のパフォーマンスでした。

ライブエイドは当日、日本でも衛星生中継されたのですが、このウェンブリースタジアムの空撮、クォーのバックからの映像から、「ただならぬものが行われている!」とびっくりしたものでした。

ブームタウン・ラッツ

The Boomtown Rats – I Don't Like Mondays (Live Aid 1985)

The Boomtown Rats – I Don’t Like Mondays (Live Aid 1985)

いきなり登場しました。“首謀者”?が。。

ミュージシャンとしては、いわゆる“一発屋”(失礼)なんですけど。。なにせ、ヒット曲はこれしかない。。それもその内容が、「月曜日はかったるいから、仕事したくないなあ~」って曲なんですよ(笑)。

そんなことには関係なくこれだけのことをやったのが逆にすごいし、すばらしいことですよね。

またミュージシャンとしての“格“などは関係なく、その意義に共鳴してこのプロジェクトに参加するというのも、世界レベルでは”常識“なんですね。

ブライアン・フェリー

Bryan Ferry – Jealous Guy (Live Aid 1985)

Bryan Ferry – Jealous Guy (Live Aid 1985)

いわゆる、“ちょいワル親父”(失礼)って感じなんでしょうかね。
ロキシーミュージック時代はしびれる曲を連発してました。

ジョンレノンのこの曲も、、、うまいですねえ、泣きたくなりますねえ、
まさに“演歌“ですね。

ギターソロの後半はピンクフロイドのデイブ・ギルモア!?

エルビス・コステロ

Elvis Costello – All You Need Is Love (Live Aid 1985)

Elvis Costello – All You Need Is Love (Live Aid 1985)

またまた、ビートルズですか。。イギリスでは鉄板ですものね。

この曲は1967年、世界初の通信衛星放送にイギリス代表として、ビートルズがそのレコーデング風景を放映したので有名です。

All You Need Is Love

その約20年後、ライブエイドが世界で衛星生中継されたのも、何かの因縁を感じさせます。

ダイアー・ストレイツ

Dire Straits – Sultans Of Swing (Live Aid 1985)

Dire Straits – Sultans Of Swing (Live Aid 1985)

この人たちも当時の業界的には“一発屋“だと思うのですが、リーダーのマーク・ノップラーの超絶ギターワーク、この人、あんまり歌うたいたくない感たっぷり。

これだけの技術とセンスはすばらしいので、現在もなんらかの活躍をされているものと確信します。

スティングがコーラスで参加してます。

クィーン

Queen – Bohemian Rhapsody (Live Aid 1985)

Queen – Bohemian Rhapsody (Live Aid 1985)

ここで“真打ち”登場!2018年に公開された映画「ボヘミアン・ラプソディ」で細部に至るまで忠実に再現され、若い世代にも強烈にアピールしました。

実はこの出演時、解散寸前状態と言われていたバンドを、再浮上させる大きな転機となったのでした。

あとピアノの上のペプシコーラのカップのラベルが、ちゃんと見えるようにそろえてあるのが笑えます。

Queen at Live Aid – We Will Rock You & We are the Champions

Queen at Live Aid – We Will Rock You & We are the Champions

クィーンはボヘミアン・ラプソディ」の他、「RADIO GA GA」、「ハマー・トゥ・フォール」、「愛という名の欲望」、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」、「伝説のチャンピオン」と全出演陣の中でも最多となる6曲を披露.。圧倒的なライヴ・パフォーマンスを発揮しました。

イングランドのサッカーの聖地、ウェンブリースタジアムで初めて演奏された「We Will Rock You」は、後に2012年のロンドン・オリンピック大会で、50万回以上使われ、閉会式ではブライアン・メイがロジャー・テイラーと共にこの曲を演奏したのでした。

スティング&フィルコリンズ

Sting / Phil Collins – Every Breath You Take (Live Aid 1985)

Sting / Phil Collins – Every Breath You Take (Live Aid 1985)

スティングは ポリスのデビュー曲、「ロクサーヌ」を演奏、フィル・コリンズ と「見つめていたい」で共演しました。コリンズはその後、ヒースロー空港からコンコルドに乗り込みアメリカの会場へ移動、一日に英米出演のギネス記録を打ち立てました(嘘)。

デビットボウイ

David Bowie – Heroes (Live Aid, 1985)

David Bowie – Heroes (Live Aid, 1985)

このチャリティーでバックバンドの紹介してるのは、デビットボウイだけだったのでは(記憶はさだかでありませんが 汗)。そんなところが人格を表しているように感じてしまいます。

4曲目の「ヒーローズ」が終わった段階で、このライヴエイドのきっかけとなったBBCによる「エチオピア大飢饉」の映像が流れました。

ザ・フー

The Who – Won't Get Fooled Again (Live Aid 1985)

The Who – Won’t Get Fooled Again (Live Aid 1985

イギリスの伝説のロックバンドも、この時点ではほぼ解散していて、この日限りの再結成となりました。ある意味、貴重な映像です。

ピートタウンゼント必殺の“回転弾き!?”が泣けてしまいます。

エルトンジョン キキディー ジョージマイケル

Elton John / Kiki Dee – Don't Go Breaking My Heart (Live Aid 1985)

Elton John / Kiki Dee – Don’t Go Breaking My Heart (Live Aid 1985)

エルトン・ジョンもバンド紹介してましたね 汗。

キキ・ディーってのはイギリスでは絶大な人気歌手で日本でいえば“美空ひばり”みたいなもの?。この場面は紅白歌合戦で“村田英雄”と一緒に歌いあげているようなものなのです。(古いねえ)

Elton John / George Michael – Don’t Let The Sun Go Down On Me (Live Aid 1985)

Elton John / George Michael – Don’t Let The Sun Go Down On Me (Live Aid 1985)

ジョージ・マイケルはエルトンの伴奏で、「僕の瞳に小さな太陽」を熱唱。相方でリーダーのアンドリュー・リッジリーはコーラスメンバーに加わっています。

なおイギリス会場で一番の声援を浴びたのは、当時人気絶頂のこの2人だったそうです。

フレディーマーキュリー&ブライアンメイ

Is This The World We Created…? Freddie Mercury & Brian May

Is This The World We Created…? Freddie Mercury & Brian May

フレディ・マーキュリー&ブライアン・メイ – クイーンの2人が「悲しい世界」を歌うためだけに、この形をとったようです。

今はもうかなわない、2人だけのパフォーマンスが感動的ですよね。

ポールマッカトニー

Paul McCartney – Let It Be (Live Aid 1985)

Paul McCartney – Let It Be (Live Aid 1985)

さあ、いよいよ“大トリ”の登場です。イギリスではどうしてもこうなるしかないでしょう。

ポールの「レット・イット・ビー」は紅白歌合戦(また出た)のトリで“北島三郎がまつり“を歌うようなもの。。

途中で、ボブ・ゲルドフ、アリソン・モイエ、デヴィッド・ボウイ、ピート・タウンゼントがコーラスで参加しました。ピートがポールをくすぐってるのも面白いですね。

大円団!

Live Aid 1985 – Do They Know It's Christmas (Film Camera Source)

Live Aid 1985 – Do They Know It’s Christmas (Film Camera Source)

当たり前ですが最後に、「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」を出演者全員で歌い上げてのフィナーレです。。

レコーディングしたメンバー(当時若手?)に加え、ポールマッカートニー、エルトンジョン、フレディーマーキューリー、ロジャーダルトリーなど、全員が熱唱している姿が心に伝わります。

この時代、こんなムーブメントがあったことを忘れないようにしたいと思います。いつの時代にも音楽は常に“偉大“なんだなと。

歌い継がれていく「バンドエイド」の精神

その後、1989年にはバンド・エイドII、2004年にはバンド・エイド20によって「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」がリメイクされました

Band Aid II – Do They Know It's Christmas

Band Aid II – Do They Know It’s Christmas

Band Aid 20 Do They Know It's Christmas

Band Aid 20 Do They Know It’s Christmas

2014年にはエボラ出血熱の支援目的でバンド・エイド 30として再び復活しました。

Band Aid 30 – Do They Know It’s Christmas? (2014)

Band Aid 30 – Do They Know It’s Christmas? (2014)

P.S.

その後に開催されたUSAバージョンもいつか投稿したいと考えています。。



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